カテゴリー「EF 24-105 F4L IS USM」の15件の記事

2012.06.20

本が好き

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM   F4  1/330秒   WB:太陽光  ISO100 

電車の中を見渡すと、
恐ろしいほどたくさんの人々が携帯の画面を見つめている。
今や電車の中では珍しくもない光景だが、でもやっぱりなんだか異様な気がする。

斯く言う自分も、結構な頻度で携帯を見ていると思う。
電車を待つホームで、バスの中で、果てはエレベータの中まで・・・
窮屈で退屈な瞬間をやり過ごすには、格好のツールなのである。

でも、電車の中では、できるだけ本を読むようにしている。
まとまった時間が取れる時は、文庫本や雑誌を読む。
改めて本や雑誌を見て思うのは、その情報量や質の高さである。
携帯の情報は便利な側面もあるけど、うまく検索できない時は、
山のようなクズ情報を見せられてしまう。
それに比べて本というのは、特定のものや事柄に特化して編集されている。
だからやっぱり、金を払ってでも買う価値があるのだ。

しかしどうやら、みんな本を買ってもいないし、読んでもいない気がする。
電車の中では、ひたすら携帯とにらめっこ。あるいはゲームに熱中。
ツイッターとか見てても、あれはホントにヒマつぶし情報ばかりで、
あとは友達が昨日どこで飲んだとかヘチマだとか、そんなことばかり。
このままじゃ、世界の人々は、みんなうすっぺらになっちまいそうで怖いのである。
みんな本読もうよ。活字読もうよ。せめてスポーツ新聞でもいいからさ。

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2012.04.17

宵の華

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  スポット  F11  2.6秒  WB:太陽光  ISO400    あきる野市

沢井あたりから奥多摩駅にかけての桜は ちょうど見頃を迎えていた。
しかし、桜とどう向き合っていいのかなんとなくわからなくて、
桜を撮りにきたはずなのに、どぎまぎして目をそむけてしまう。
満開の地帯から逃げるようにして丹波山村まで来ると、ここはまだ咲いていない。
そこから周遊道路へ戻って桧原へ抜けると、こちらもまだ咲いていない。
地域や標高によって、開花時期には結構差が出る。

結局、奥多摩をぐるっと一回りして、全然撮れずに帰ってきてしまった。
帰り道、パン屋でパン買ってラジオ聞きながら走っていると、
夕闇に浮かび上がる桜の風景が見えたので、ようやく三脚立てて撮ってみた。

撮れないときもあるものである。

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2012.04.09

春の空

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  F8  1/250秒  WB:太陽光  ISO400   CPL   町田市

早く春にならないかなと、冬の間ずっと思っているくせに、
いざ春がやってくると、すっかり慌ててしまう。
あっという間に暖かくなり、桜の季節は瞬く間に過ぎ去ってしまう。
早く早くと心はあせるばかりで、しかし一体どう行動すればいいのかがわからない。
ついには投げやりになり、桜から目をそむけてしまう。考えないようにする。

桜って、不思議な花だ。
こんな風な感情になるって、他の花には絶対に無い。
あまりに好き過ぎて、考えすぎてしまう。眩しすぎるのである。
好き過ぎてそわそわしてしまって素直になれない学生時代のあの憧れの女の子なのである。
どうやって向き合えばいいのかわからん。

最近は、毎年山梨の久遠寺に桜の撮影に行く。
一日中、朝から晩まで、ひたすら桜を撮っている。
この撮影を始めて以来、桜にヤキモキする気持ちが少し緩和された。
一番良い季節に、迷わずに、どっぷりと桜を撮れるからだ。
だけど、都内に戻ってくると、またしても桜に振り回される。
この花には、パワーがありすぎる。

そして今日も、桜から目をそむけてしまう。

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2012.04.02

明日は嵐か

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  F4  1/20秒   WB:太陽光 ISO160 

明日は またしても荒れるらしいですね。
ちょうど夕方くらいにピークが来るなんて、そりゃ帰れっこないじゃないですか。
去年の秋の台風みたいに、またみんな駅の中で本読んだり携帯いじったりして、
近くの居酒屋は大繁盛、みたいな夜になっちゃうんですかね。
やれやれ。

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2011.06.07

海沢渓谷 豪雨

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  F22 6秒  CPL  WB:太陽光 ISO100 東京都奥多摩町 海沢渓谷

有楽町のビックで現像フィルムの受取。
引越しする前の職場は途中の駅にカメラ屋が無かったので現像には難儀したけれど、
今はビックがあるので助かっている。本当はヨドバシならベストなんだけど、まぁそれは贅沢ってもんか。

ここ最近通っていた奥多摩の海沢(うなさわ)渓谷の写真。
雨が多かったので、これまでずっと5D MarkⅡで撮っていたけれど、
この前の土曜日は、久しぶりにリバーサルで撮ることができた。

自分はフィルムもデジタルも どちらも撮るけれど、
撮っている時の充実感と、出来上がりの完成度は、断然フィルムの勝ちである。
デジタルで撮っていると、ショット数は圧倒的に稼げる。いろんなアングルも試せる。
しかしながら、どうしても安易に撮ってしまっている自分がいるのも事実。
もっと気をつかって丁寧に撮ればいいのだけれど、
撮ったらすぐに液晶で確認できるっていう便利さからか、どうしても安易に走ってしまうことが多い。
で、この前の土曜日はフィルムで撮ってみて、とにかく枚数が稼げなくて参った。
もっといろんなアングルを試したかったのだけれど、あっという間に時間切れ。
しかたない、こういう時は、少ないカットに力をこめて、狭い範囲で できることを全てやろう。
と思って、邪念を捨てて集中してがんばった。

今日、“あがり”を見てみたら、
丁寧に、時間をかけて、気合をこめて撮ったフィルムの出来栄えは、
デジタルで撮ってる時の比じゃなかった。
例え失敗しても、その失敗が確実に頭に残り、身についていく。
フィルムの階調の広さも、輝度差の大きい景観の場合には、実に頼りになる。
645Nのファインダーは、見ているだけでも楽しいし、ピントも合わせやすい。
スポット測光だと、迷いも少なくて、撮ることに集中できる。
しばらく浮気して5D MarkⅡばかり使っていたことを、ちょっと反省。
やっぱりフィルムは楽しいなと再認識である。

そんなわけで ここしばらくは、奥多摩方面に通ってしまうかもしれない。

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2011.06.05

雨の森

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  F8 1/25秒 EV-0.3 CPL WB:太陽光 ISO2000 東京都奥多摩町 海沢渓谷

本当は山登りもしたいのだけれど、
本気で山に登ろうと思うと、軽量化のためカメラ機材を絞らないといけなくなるし、
写真を撮る時間も極めて限定的になってしまう。

だから、
山に登ってる気にさせてくれて、
なおかつ存分に写真が撮れるこの海沢(うなさわ)が、
とても気に入っているのだ。

雨が降ると、写真が撮りにくいけれど、
でも、雨の森って魅力的なんだよね~。
濡れた葉っぱのつやつやした感じと、猛烈な湿度。
ちなみに気温は高くないので、不快な暑さではない。
ダムも殆どからっぽだし、しばらくは雨の季節が必要でしょう。

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2011.05.25

森の湿度

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  F5.6 0.5秒 EV-1.3 CPL  WB:太陽光 ISO1600 東京都奥多摩町 海沢渓谷

この日は昼くらいまで晴れていたが、予報では午後から雨。
そして予報は的中。雷まで伴った激しい雨に。
こういう時に限って折り畳み傘が壊れてしまい、カメラは否応なしにびしょ濡れ。
この日の機材を645Nでなくて、5Dにしておいてよかったなと つくづく思った。
とりあえず、濡れても大丈夫なカメラだと安心。

以前使っていたオリンパスE-3の防水性能は強烈だったので、
富士山に行って泥だらけになった後でシャワーで水ぶっかけて洗ったことがあったけど、
びくともしなかった。それはそれは頼りになる強靭さだった。
5Dの場合は そこまでの防水性能は期待できないけど、
それでもやはり防塵防滴の安心感というのがある。
でも、残念なのがレリーズのソケット。あれを使うには、
ゴムの蓋をべろっとめくらないといけない。雨の中でそんなことできない。
そこだけ惜しい。仕方ないので2秒セルフとかリモコン使ってごまかしている。

こんどこそ、折り畳み傘を新調していこうと固く誓うのであった。

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2011.05.24

海沢渓谷 雨

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CANON EOS 5D Mark Ⅱ  EF24-105mm F4L IS USM  F13 10秒 EV-0.3 CPL ND8  WB:太陽光 ISO100 東京都奥多摩町 海沢渓谷

最近、この海沢渓谷という場所にすっかりはまっている。
東京にも、こんなにスバラシイ自然があったのかと驚いている。
ここにいて、沢の音を聞いていると、ひんやりして、気持ちがよくて、心が安らぐ。
川の音、森の発する湿気、濃密な酸素、新緑の眩しさ、澄んだ水。
日々の疲れや煩わしさが瞬間的に帳消しになる気さえする。

黄色い小さな花の名前を、オレは知らない。
そんなことも知らないのかと自分でも呆れるが、でも知らない。
小さな花が、たくさん咲いている。4月には、白くて小さな花がたくさんあった。

でも、今回行った時には、心に迷いがあり過ぎた。
どこで撮ろうか、何を撮ろうか、どうやって、どのレンズで、
どの絞りでどのフィルターでどの画角で・・・
そうやって迷った時の写真は、見事に出来栄えに反映してしまう。
迷いは隠せないのだ。
まだまだだなと思う。
写真は引き算。何かを得る時は、何かを捨てなくてはならないのだ。

まだまだ旅はつづいていく。

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2011.04.22

春の皮肉

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CANON EOS 5D Mark ⅱ EF24-105mm F4L IS USM  F4.5 1/100秒  WB:晴天 ISO250  東京都 昭和記念公園

三春滝桜っていうのをテレビでやっていた。
福島第一原発から50キロだそうである。
「え?そんなところに行っていいの?」
と思ってしまった。
でも映像では、桜の周囲にたくさんのカメラマンが三脚立てて陣取っている姿が見えた。
桜を見に来た観光客も、たくさんいた。
テレビのレポートで、お天気オネエサンも東京から現地に行っていた。

例年なら観光バスが3,000台くらい来るって言ってたけど、今年はほとんどキャンセルになったらしい。
観光客も三分の一くらいのようだ。
それでもあんなにたくさん人が行っているてことに驚いた。

半径20キロ圏のニュースとかはよくやっているけれど、
そのちょっと外側の地域が今どうなっているのかなんて、なかなかよくわからない。
しかし考えてみたら、海外の人にとってみたら、
今の東京がどんな状況なのかなんて、もっとわからないんじゃないか。
今や東京は随分と落ち着いてしまった気がする。
駅や職場は節電で暗いけど、でもみんな普通に会社に通ってる。
もしかしたらまだ何か事故が起きるかな?なんて思う回数も、随分と減ってしまった。
現地の人たちは、ホントに大変なんだろうなと思う。
子供は外で遊べなくて、どんなにつまらないのだろう。

原発のまわりにも、桜が咲いてるらしい。
原発で作業してる人がその桜を見ると、なんだか不思議な気分になってしまうと言っていた。
実際にその場でその桜を見たら、どんな感じがするんだろうか。

復旧の目処は一向に立っていない。

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2011.04.17

続ロケハンの問題

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CANON EOS 5D Mark ⅱ EF24-105mm F4L IS USM  F13 1/20秒  WB:晴天 ISO100  山梨県身延町 西谷

初めて行く撮影地で、スムースにどんどん枚数を撮れるってことは、まず無いわけ。
何度も下調べとか行って、どこになにがあるか把握して、いつ頃行けばどういうものが
撮れるかって一生懸命研究して、それでようやく撮れる。

そういう基本的なことを最近すっかり忘れていた。

桜の撮影が終わって、ふと、「さてどこに撮りに行けばいいだろか」
と悩んでしまった。
せっかく早起きしたのに行く先が決まらず、うだうだすること1時間。
もうこうなったら中止にしてやろうかなんてやけっぱちな気持ちに陥りかけたりもしたが、
それでもやはり、とにかく外に出ることが肝心と、重い腰を上げて出掛けてみた。
悩んだあげくに出掛けたこともあり、気分的には今一歩のれなかったし、
初めての土地にあまりに不案内で迷ったり悩んだりもしたし、
いつのまにか山登りの様相となってしまい人気(ひとけ)の無さにびびったりして
引き返そうかと思ったりもしたが、どうにか目的地にたどり着いた。
そしてようやく写真を撮って、少し満足。
でもできあがりはなんだかピン甘だったり微妙にブレてたりと、不満足。

しかしこれをつづけていくしかない。進み続けるのみである。
レパートリーを増やしてストックを生産しつづけたい。

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CANON EOS 5D Mark ⅱ EF24-105mm F4L IS USM  F11 1/25秒  WB:晴天 ISO100  山梨県身延町 西谷

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