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2021年10月の9件の記事

2021.10.31

理想のズーム(2)

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(クリックで拡大します) Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR</p>

前回(理想のズーム)で話題にしたZ 24-120 f/4 S が、ニコンから正式発表になった。

手ぶれ補正が搭載されっていないのは少し残念だが、これはボディ内手ぶれ補正で補うしかない。
それにしても、似たような質量の24-200には手ぶれ補正が搭載されているのに、
24-120には ついていないというのは、これはやはり軽量化のためなのだろうか?
F4通しで尚且つS-Lineの描写性能を実現するには、必要な措置なのか?
そのあたりは、シロウトのオレにはわからないところだが。

 

しかしそれはまあいい。
前回更新で希望していた最大撮影倍率を、ニコンは実現してくれた。
テレ端で、0.39倍である。
いいではないか。すごいではないか。
こうなると、24-200の処置をどうすべきか考えてしまう。
200㎜まである利便性は捨てがたいものがあるけど、両方持ってても、どっちかの稼働は確実に落ちる。
そうなると考えられるのは、24-200とはお別れした上で、Z7(初代)をサブ機導入して、
そして24-120でDXクロップモードを使用すること(Z7ならDXでも1950万画素を維持)。
テレ端120㎜が1.5倍の180㎜まで拡張できるので、これも一つの手だ。
まあ、ちょっと考えてみよう。

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(クリックで拡大します) Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

Z 24-120の描写性能には、期待してしまうよね。
無印の24-200でも十分高画質なのに、24-120はその上のS-Lineなのだから。
ニコンのマルチフォーカスっていう光学系には、すごく期待が持てる。
単焦点のZ 35㎜ f/1.8 S で寄って撮る時に、その恩恵をとてつもなく感じるのだ。
寄って撮ってるというのに、このシャープさは何なんだ?!初めて撮った時のあの驚き。
ニコンのZレンズがやたらと全長が長くて不格好な理由をようやく理解した瞬間であった。

24-120の発売は2月。まだまだ先だな。
とりあえずこれ持って裏高尾にでも行って、手始めに霜のついた葉っぱでも撮るかな(笑)
寄れるズームって、ホントに重宝するのだ。特に山では。
最短撮影距離がズーム全域で変わらないレンズって、ストレスなく使えるからいいんだよね。

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2021.10.28

理想のズーム

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(クリックで拡大します)Nikon D610 AF-S NIKKOR 24-120㎜ f/4G ED VR 

ニコンのFマウントで、24-120っていうズームがあった(AF-S NIKKOR 24-120㎜ f/4G ED VR)。
このレンジのズームでは、テレ端は105㎜までというのが他メーカーでは一般的だけど、
少し長めの120㎜まであるというのが、これがもう実に絶妙な便利さで、
山に持っていく時なんかは、とても重宝するレンズだった。
ズームなのに、すごく立体感のある写真が撮れるところも気に入っていた。

しかしこれを使っている頃、自分のメインシステムが既にオリンパスのミラーレスだったので、
一眼レフの操作体系にもはや戻ることができず、
ニコン D610と共に超短期間で手放すことになってしまった。

でも、感触がとっても良いカメラとレンズだった。
手に持ってわかる堅牢さ。撮ってて楽しくなるシャッター音。
ズームリングのトルク感。デザインも良かった。
このシステムが、そっくりそのままミラーレスだったらなー、と思いつつも、サヨナラしてしまった。
(ただし、出てくるJpegの画像は 彩度が低くて寂し気だったけどね)

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(クリックで拡大します)Nikon D610 AF-S NIKKOR 24-120㎜ f/4G ED VR 

さてその24-120だけど、どうやらZレンズになって復活するみたいだ。
そういう情報が、ネットニュースで流れてきた。
ニコンのロードマップには ずっと24-105と記載されていたのに、これがもしホントなら嬉しい裏切りである。
いいではないか。24-120は便利だよ。山に持っていきたいよ。
そして大いに期待したいのが、最短撮影距離だ。
願わくば、テレ端の最大撮影倍率が、ものすごく大きくなっていてほしい。
できれば0.35倍以上ならうれしい。0.4倍以上だったら、もう飛びついてしまう。
このレンジのズームでマクロ的に花を撮れるのは、ホントに便利で楽しいことだからね。
(ちなみに24-105ズームは、どのメーカーもつまらない描写のものが多いんだけど、
 テレ端でマクロ撮影する時だけはキレイに写るんだよね)

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(クリックで拡大します)Nikon D610 AF-S NIKKOR 24-120㎜ f/4G ED VR 

ニコンはZシステムで大口径マウントを実現して以来、
光学的に究極の性能を目指しているようで、その結果、すごいレンズを出し続けている。
いいですねー。
あの頃に、こんなシステムがあったらいいのになー、と思っていたものが、
今になって実現してくると、それはもう、ワクワクしてしまうよねー。

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2021.10.25

夏と冬だけ

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

春と秋は、どこかへ消えてしまったようだ。
もう何年も、春や秋の、のんびりした時間を味わっていない気がする。

こどもだった頃、季節は少しずつ、ゆっくり変化した。
早く暖かくなってほしいなと思っても、じわじわ、じわじわ、そういう速度でしか変化してくれなかった。
それでも確実に季節は進み、寒さが少しずつ和らいでいく。それが春というものだった。

秋の訪れにも風情があった。
空気がカラリと乾いてきて、暑かった日々が噓のように毎日爽やかになり、
そこから長い長い秋が始まった。毎日ぼんやりしていられた。
季節を飛び越して急に寒くなったり、逆戻りして暑くなったり、そういうことは殆どなかったから、
着るものに悩むことも少なかった。

そんな風に、暑くも寒くもなくてぼんやりしていられる季節が、愛おしかった。

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(クリックで拡大します) Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

 

今は、急激に季節が変化してしまう。

奥日光に紅葉を撮りに行ったら、雪が降ってきて、吹雪になって、
写真撮るどころじゃなかった。
たくさんのライダー達が、走ることも休むこともできずに、途方に暮れていた。
防寒対策していない人たちは車から降りて一瞬で凍えてしまい、
帰る人たちが続出。昼前なのにいろは坂の下りの渋滞が始まった。

 

何年かに一度なら、紅葉に雪がつく景色も物珍しくていいのだろうが、
こういうことが常態化したら、イヤだなと思う。

結局下界に降りてきて、ビールばかり飲んでしまった。
(ちなみに最近はオレの中で、完全にクラフトビール祭りになっている。
 こういう時は一晩中ペールエール飲んで寝てしまおう)

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2021.10.21

EOS R6とZ6Ⅱ

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(クリックで拡大します) Canon EOS R6  RF70-200 F4 L IS USM

 

血迷って、EOS R6 を買ってしまった。

なんでだろう。

 

思い出した。
RF70-200mm F4 L IS USM が登場した時、
ものすごく使いたくなってしまったのだ。
(オレがカメラ買う時って  いつもこんな理由だな)

  ※ちなみにR6買ったのは、今年の3月の話です。

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(クリックで拡大します) Canon EOS R6  RF70-200 F4 L IS USM 

この、軽くて短いLレンズなら、山に持っていけそうだ。
最大の魅力は、最短撮影距離が、全域で0.6mなところ。
これはいいじゃないか。

でも、テレ端 200㎜のレンズのくせに、最大撮影倍率は0.28と、そんなに高くはない。
ニコンのZ24-200は、最短撮影距離0.7mなのに、最大撮影倍率は同じく0.28である。
これなんか変だな。どうして同じなのだ。

しかしこれには理由がある。
RF 70-200はフォーカスブリージングが発生するので、
テレ端 200㎜で最短撮影距離まで寄ると、画角がギュギュギュっと縮まって(広がって?)しまい、
実質 160㎜くらいの画角になってしまうようなのだ(不思議だよね)。
だから、クローズアップ性能に関しては、この2つのレンズは引き分けだ。
(ただし、RFにはF4のアドバンテージがあるので、ボケ味は当然ちがうけどね)

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(クリックで拡大します) Canon EOS R6  RF70-200 F4 L IS USM 

じゃあ、Z 24-200と RJ 70-200で 寄って花を撮る時に、
使い勝手は似たようなもんなのかっていうと、これは全然ちがうのである。
(ここから先、レンズだけでなく、カメラボディも含めた話になるよ)

ズーム域がまるで違うレンズなので、望遠側に限って話をするけど、
そもそもニコンのZ6Ⅱは、近接撮影時のピントは なかなか合わない。
いや近接時だけでなくて、そもそもZのAFは、あんまり速くないのだ。
遅いとまでは言わないけれど、でも速くはない。そしてよく迷う。
対するR6は、それはもう、とんでもなく爆速。
少し迷ってピントが前後するような時も、一気に「ガッ」と動いて、
あっという間にピントを持ってきてしまう。

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(クリックで拡大します) Canon EOS R6  RF70-200 F4 L IS USM 

最大撮影倍率が同じ0.28とはいえ、Z 24-200と RF 70-200では、
寄って撮ることに関してのストレスは、まったく異なる。
RF 70-200は、ズーム全域で0.6mまで寄れるので、
どのズーム域でも同じ距離まで被写体に寄れるので、画角が決めやすい。
ピントが合わないからってズームアウトしたりとか、そういう煩わしさもない。
そもそも、ピント合わせが抜群に速いので、近接時のストレスは極小で済む。
Z 24-200は、テレ端で「よーし、ピント合わすぞー」って気合入れて、ピント合わせる。
根詰めて撮り終わって立ち上がると、ため息が出ちゃったりする。
(それでもがんばって寄って撮るよ。だって花撮りたいもんね)

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(クリックで拡大します) Canon EOS R6  RF70-200 F4 L IS USM 

両方使ってみて思うことは、
現時点では、ボディはキヤノン、レンズはニコン、ということだ。
キヤノンのボディ性能は確かにすごいんだけど、
レンズを見ると RF70-200以外に「欲しい!」っていうレンズがない(今のところ)。
特に単焦点のミドルクラスのレンズは全然ラインナップされていない。
「レンズはズーム買ってくださいね」っていうのが、キヤノンの意思なのだろう。
ニコンのレンズは、デザインがあんまりよくないけど、こっちは欲しいレンズがいろいろある。
レビューを見てると写りがよさそうなものが多いので、わくわくしてしまう。
ニコンはものづくりの妥協がないんだよね。全体的に。
キヤノンは商売がうまい。見せ方もうまい。AF性能は最強。

しかし、間もなくニコンZ9が出てくるようだけど、
ここでAF性能が大きく進化したりすると、話は変わってくるだろうね。
そうなると、Z6ⅡやZ7Ⅱの後継機種も、性能の恩恵を受けられることでしょう。
たのしみなのである。

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(クリックで拡大します) Canon EOS R6  RF70-200 F4 L IS USM 

ちょっと意外だったのは、R6のシャッター音。
今までのキヤノンらしからぬ、ソフトだけどキレのある、心地よいサウンド。
これ、ホントにEOS?と思ってしまう。
歴代の5Dシリーズの、安物のキーボードみたいな へなちょこシャッター音とは決別したようだ。
R6は電源落とした時にシャッターが閉じる仕組みになっているので、
電源オフするたびに、シャッター音が聞こえるのも、なんだかおもしろい。

 

それにしてもまぁ、まとまんない話だよねー(笑)

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2021.10.20

ニコン Zレンズの衝撃 (3)

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S  絞り優先(開放F1.8/CPL)

「Zレンズにハズレなし」 この言葉を、雑誌やWebで よく見かける。
もしかしたらこの言葉はあたってるかもしれないな、と思っている。

なかなかうまくは説明できないけれど、
写真撮って帰ってきて、家でLightroomで開いた時に、Zのレンズは
うわっ、
となることが多いのである(前にも言ったよね)。

レンズを買ってきた時に、いつもおなじ自分なりの方法でレンズテストするんだけど、
そのテスト結果が、とんでもなく良かったのもZレンズなのである。
開放のまま細かい文字の書いてある平面(国土地理院の地形図)を写すんだけど、
F1.8開放の状態で、画面の四隅の解像度が、これまで使ってきたレンズ中で最高だった。
ソニーのGマスターでさえ、絞り開放では画面周辺はボヤけて写る。
Gマスターが悪いんじゃなくて、それはあたり前のことなのである。
ところが、Gマスターよりだいぶ安いニコンのZ 35mm f/1.8の方が、
テスト結果が上だったのである。なんとびっくりである。

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(クリックで拡大します) Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR</p>

Z 24-200も、なかなかよく写る。
こちらのレンズは、さすがに高倍率ズームだけあって、
そんなにびっくりするような写りにはならないけど、でもまあよく写る。
ちょっと前までは高倍率ズームって、その便利さと引き換えに、
いろんなものを犠牲にしているところがあった。
でもこのレンズ、本当に過不足なく写るのである。

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

自分の感覚では、ソニーやキヤノンの24-105 F4クラスのレンズより、
こっちの方がよっぽどよく写ると思う。
(そういえば24-105のレンズって、なんであんなにつまらない写りなんだろうね。まあいいけど)

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

残念なのは、このレンズが寄れないことだ。
ワイ端の最短撮影距離は、なんと0.5m。なにそれって感じ。
(※実際にはもっと寄れるらしい。実測すると0.4mくらいまでいくみたい)
この前まで使っていたソニー用のタムロンの28-200(A071)が、
そりゃあもう、バカみたいに寄れるレンズだったので(最短撮影距離0.19m)、
比べてしまうと哀しくなる。最大撮影倍率は0.32だよ。すごいね。
タムロンのこのレンズも、実によく写る高倍率だった。
α買った人が、下手するとこのレンズだけで終わっちゃうかもしれない。

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

でも、Z24-200の場合、テレ端は最短で0.7mまで寄れて、この状態で撮ると、
花とかは結構大きく撮れる(最大撮影倍率0.28)。
だからまあ、山のお供として、どうにか合格である。なにしろ利便性が高いからね。

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(クリックで拡大します)Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

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2021.10.18

ニコン Zレンズの衝撃 (2)

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 14-30mm f/4 S 

Z 14-30mm f/4 S
このレンズを使ってみたくて、
このレンズのために、Z6Ⅱを買ってしまった。

このレンズが、実にもうスバラシイのである。すごいのである。
本当に、感動的に写るのである。シャープなのである。
14mmなのに、PLフィルターが普通に使えるのもすごい。

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 14-30mm f/4 S 

広角側が14mmスタートなのは、ちょっと広すぎるかなと思っていたのだが、
これが不思議なもんで、使っているうちに慣れてきてしまう。、
最近になって、フルサイズ換算で16㎜スタートのTAMRONのレンズ(B060)を使ったら、
「16㎜だと広角側が少しだけ足りないなあ」と感じてしまったのだ。
いやいやいや、そんなわけないよね、16㎜って超広角だよ。
14㎜を使っていると、だんだん感覚がマヒしてくる。
本当は、デフォルトで16㎜くらいで撮るのがちょうどいいような気がしてる。
でもズームレンズの場合、性分としてどうしても、ワイ端の画角を使ってしまう。
14㎜スタートだと、時にそれが広角過ぎて、フレーミング的に失敗する時がある。
というわけで、14-30で撮る時は、敢えてワイ端から少し外すように撮影している。
(でもこれ、なんかめんどくさいし、不自然だよね。14㎜って困った画角だなあ)

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 14-30mm f/4 S 

そしてこんどはテレ端の話だけど、できればテレ端を35㎜にしてほしかった。
35㎜好きとしては、30㎜っていうのは、ものすごく中途ハンパなのだ。
Z 14-30の30㎜のボケ味は悪くないので、できれば35㎜にしてもう少しボケて欲しかった。

そういえばつい最近キヤノンから、RF14-35 F4が発表された。
このレンズの35㎜側が、とんでもなく寄れるのだ。
最短撮影距離0.2m、最大撮影倍率は、テレ端で なんと0.38倍である。
これなら、花を撮る時35㎜側を使えば、マクロ並に寄れるしボケるではないか。
写りに関してはまだレビューが少ないのでなんともいえないが、RF14-35はとても気になっている。

Zレンズの話をしていたのに、なんか脱線してきたな。話を戻そう。

 

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ  NIKKOR Z 14-30mm f/4 S 

それにしてもこのZ 14-30はホントによく写る。
沈胴式ズームなのが当初は気に入らなかったのだが、ボタン操作の要らない沈胴機構なので、
操作の煩わしさは、意外と感じていない。ズームリングをグッとひねるだけで
撮影開始できるので、まあギリギリセーフな使い勝手だ。
逆光にも強く、最短撮影距離も短く、山で使うには理想のレンズだと思う。

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2021.10.17

ニコン Zレンズの衝撃 (1)

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

ニコンのZ6Ⅱを使い始めて、約1年になる。

Z6Ⅱは、AF速度がもう一歩である。
特に近接撮影時には、迷う。
キヤノンのR6と比べてしまうとその差は歴然で、
なにやってんだ?と思うことがよくある。
(動体に関しては、たぶん話にならない)

しかしながら、オレみたいに風景やスナップでしか使わない、という人にとっては、
何ら問題にはならないでしょう。
そんなことより、Zレンズの描写が あまりにもスバラシイので、
AF速度については許せてしまう。
Zレンズで撮ると、その描写に
うわっ、
と驚いてしまうことが、たびたびある。
それに比べると、キヤノンのレンズは、
なんていうか、あたり前の写りしかしてくれない。
キレイに写るんだけど、うわっ、とはならない。なぜか ならない。

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

Z35mmは開放F1.8のレンズだけど、開放で撮って、まったく問題ない。
周辺減光がキライでない限り、開放で撮って何も問題ない。
開放なのに、ピント面は抜群にシャープで、実に気持ちがイイ。
F1.8をF2に絞ったりとか、そんな小細工する必要は微塵もない。
Zの単焦点は この一本しか持ってないが、
聞けばZのレンズは どれもみんな良いと言うではないか。
Zレンズにハズレなし。おそるべしZレンズ。
ってことは、50㎜も20㎜も、F1.8シリーズの単焦点は みんないいってことか。
20㎜F1.8、使ってみたいなー。
最短撮影距離は0.2m、めちゃくちゃ寄れて、広角のくせにボケがキレイ。
広角接写好きとしては、たまらないものがある。

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

Fマウントの金色ロゴの入った質実剛健なデザインがお好きな人にとっては、
Zレンズの無粋に長くて野暮ったいデザインは、受け入れ難く、
その存在意義すら理解できないことでしょうね(オレもそう思っていた)。
たしかにデザインについては、もうちょっとなんとかならないのかと思う。
でも、写りは一級なのだ。それはまちがいない。

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2021.10.14

レンズ何つかう?

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

撮れ高の上がらない時というのがある。

行けば必ず何かが撮れる、我が心の撮影スポット新宿御苑ですら、
季節の変わり目で、撮影対象が見つからない時もある。
そんな時、持ってきたのは高倍率ズーム一本だけ・・・

ちなみにその高倍率ズーム(Z24-200)、写りはすこぶる良いのである。
高倍率とは思えないような、立体的な描写をする時もある。
テレ端で寄れば思いのほかボケるので、花だってキレイに撮れる。
山に行ってレンズ交換してるヒマが無い時は、無敵の相棒となる。
しかし街中でスナップするような時には、即物的でドライな画像を量産してしまったりする。

こんな時こそ、単焦点レンズ持ってくればよかったー、と後悔。なんたること。
単焦点で、モチーフに一杯まで寄って、レンズの描写力を存分に駆使して、
レンズ頼みの撮影を心ゆくまで味わえばよかったではないか。
そうすれば、退屈な季節の変わり目も、至福の撮影時間になったことだろう。

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

というわけで、前日の反省を活かし、翌日は単焦点一本つけて公園に向かってみた。
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
車で10分、丘陵地にある自然豊かな公園に到着。
着いたら急に雨が降り出し、たった30分しか撮影できなかった。
しかし昨日とは打って変わって、楽しい撮影だった。
撮影枚数99枚、その内でヒットは16枚。
新宿御苑は4時間もいたのに、撮影枚数79枚、ヒットはたった9枚。

やはり、シチュエーションに合ったレンズというのがあるのだ。
これが登山だと、Z24-200で大半の撮影ができていまう(でも超広角との組み合わせは必須ね)。
そしてそういう場合、単焦点の出番は殆どやってこない。
そういうものなのだ。

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 35mm f/1.8 S 

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2021.10.11

彩りの季節

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(クリックで拡大します)
Nikon Z6Ⅱ NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR 

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