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2013.03.22

さよなら下北沢

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(画像クリックで拡大します)
CANON EOS 5D MarkⅡ EF17-40mm F4L USM   F8  1/50秒   EV-0.3  WB:太陽光 ISO1600 

とうとう下北沢の地上駅が、この世からなくなってしまう。
なんてさみしいんだ。なんて哀しいんだ。

オレは場所というものに、妙に未練を感じる。
だから別れを惜しんで、わざわざ駅を見に行った。
しかしオレの同僚には、そういう感覚が理解できないという人がいる。
なにしにいくんだ?駅なんて単なる場所じゃねえか。
そういう人もいるでしょう。理解はできる。
でもオレには、いろんな思い出が詰まった忘れられない場所なのだ。
わくわくしながら大好きな人と待ち合わせしたり、
仲間とわいわい朝まで酒飲んだり、
買い物したりメシ食ったり、ただ単に乗換えで通り過ぎたり。

だけどそういう思い出があるとかなんとかを超越して、
単に場所として大好きだったということでもあるのだ。
山とか川とか高原とか、そんなキレイな場所じゃなくたって、好きな場所ってあるもんだ。

下北沢は、駅そのものが大好きな場所だった。
久しぶりに、大量の写真なんてUPしてみたい(以下全ての写真は5DⅡ/EF17-40にて撮影)。

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なんでもないこの風景とも、今日でおさらばだ。

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改札を抜けると、楽しいことが待っている。

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待ち合わせは、いつだってこの場所だった。いつもちょっと緊張していたな。

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この無理やりな立体交差が昭和のカオス。鉄骨や橋脚の質感がたまらない。

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この駅には、街の鼓動が直接伝わってきた。

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この踏切ともお別れ。先週あたりは写真を撮る人の数がすごかった。

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なんとも奇妙なステージ構造。まるで桟敷席のようなバルコニーが存在する。
一旦別れた友達が、ステージで再び現れてしまう摩訶不思議。これこそまさに下北沢の象徴。

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ホントに狭いホームでした。危ないんだけど、でもこれがシモキタ。

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ああ名残惜しい。ホント切ないぞ。さよなら下北沢。

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コメント

わかります、わかります、その気持ち。
単なる駅ではないんですよね~。
日常的であっても、そこに何かしらの思いが詰まってる・・・。
そんな場所ってありますよね。
新しく生まれ変わるのは致し方ないにせよ、本当に寂しい気持ちがします。

うちも実家(千里ニュータウン)が建て替えで昭和の代表的建築物?団地が
マンションに変わった時、寂寥感は半端じゃありませんでした。

たかがどこにでもある建物なのに。

私も写真、いっぱい撮りましたよ(笑)

いやいや待ち合わせの場所に立つお気持ちにも共感?!

投稿: tora | 2013.03.22 07:57

ご無沙汰です。

いやーショック。
まさか今日で最後とは知りませんでした。
いつかこの日が来るとは思っていたけど。。。

途中下車飲み好きの自分にとって慣れ親しんだ駅。
待ち合わせた改札前、終電に乗り遅れまいと駆け下りた階段等々
写真を見ていて当時の思い出が蘇りました。
今日が最後と知ってたら上京して下北で一杯やっておけばよかったと思います。


あー切ない。
齢を重ねるということはこういう出来事の繰り返しなのですね。
まぁ、暖かくなってきたので近々、下北沢駅の追悼飲みでも外でやりましょう。
では。

投稿: 板長 | 2013.03.22 21:48

TORAさま
お返事遅れてスミマセン。
ご共感いただけたようで、嬉しく存じます^^;
特に、地下化されてしまうというのは、本当にもう味気なくって、
なんだかやるせないです。
ホッとする空間って、あるんですよね。
原宿の同潤会アパートなんて、いい場所でしたよね。
あそこは憩いのスペースだった。
せめて写真撮るくらいしか、私にはできませんでした。嗚呼。


板長殿
ホントにご無沙汰してました。元気ですか?
その後連絡なかったので、コメント嬉しいですよ。
またそろそろ春の活動を開始、って感じでしょうか。
いやそれにしても、下北沢残念です。
板長は、遠くにいるから、そんなに簡単に来れないだろうし、
もう二度と見れないってのは、なんとも切ないでしょう。
記憶って意外と曖昧なもんで、何度も行った場所なのに、
細かい部分ってすぐ忘れちゃうんですよね。
ホント、切ないっす。
追悼飲み、是非やりましょうね。

投稿: masa | 2013.04.09 00:09

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