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2012.09.28

続続:登山のカメラ

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(画像クリックで拡大します)
CANON EOS Kiss X4   EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM   F8  1/80  WB:AUTO CPL  ISO100  蝶ヶ岳~常念岳間 (蝶槍)

    ◆久々にギャラリーを更新しました。蝶ヶ岳と常念岳の山行き風景、よろしければこちらからどうぞ。


前回の「続:登山のカメラ」で少し話したが、今年は山用のカメラを新調してみることにした。
で、何を買ったかは、
8月6日のエントリーで既に書いた通り、EOS Kiss X4なのである。

このカメラ、とにかく軽い。
5D Mark2と比べたりすると、それはもう笑っちゃうほど軽い。
5D2に、オレの大好きな17-40のレンズをつけた場合、合計で1,380g
X4に、17-40と ほぼ同程度となる超広角ズームEF-S10-22をつけると、合計915g
その差なんと、465gである。
もっとオレに体力があるのなら5D2を持って行けばそれで済む話なのだが、
なにしろ”なんちゃってヤマノボリ“の域を出ていない素人なのである。

数年前、中判カメラ(PENTAX 645N)と三脚を持って無謀にも白馬岳に登ろうとしたのだが、
栂池自然園の駅から500メートル歩いたところで荷物の重さに耐えられなくて汗ダクダクとなり、
目の前にあった栂池ヒュッテにそのまま泊まってしまった哀しい実績の持ち主なのだ。

山の経験が少ない人間は、写真以前に命を大切にしなくてはならない。
2年前に北海道のトムラウシ山に登った時は、
カメラはリコーのGR1だけに絞ったにもかかわらず、
稜線の台風並みの風にやられて低体温症寸前となる恐怖も味わった。
これもまた、経験と体力の不足が原因である。
本気で山岳写真をやってる人々を、オレは心底尊敬してしまう。
時々すれ違うプロ写真家の凄まじい機材量には、マジでぶったまげる。

そんなわけで、安全第一、人に迷惑かけないを信条に山へ行っている。
だから三脚すら持っていかない。
だけれども、人一倍の写真好きである。
下界では決して見られない素晴らしい山の風景を、撮らないわけにはいかないのである。

山用カメラのチョイスではいつも悩む。
おそらくこれは、一生答えの出ない悩みなんじゃないかと薄々気づいている(それを楽しんでいたりもする)。
普段の風景写真機材はPENTAXの645Nで完全に完成しており、不満も悩みも皆無なのと比べると、
これは随分な違いである。
悩みがないと、不思議と作風ってブレなくなってくる。
その反対に、カメラが毎回変わったりすると、撮り方まで変わってくるから不思議だ。
昨年の白馬岳登山(注:645持参で挫折しちゃった時とは別の話。この時は頂上まで行きました)では、
カメラはNew Mamiya 6 + G75mm(35mm換算で40mmくらいの短焦点)だった。
中判とはいえ、とても軽いカメラなので、自分でもどうにかなったのだ。
40mmで撮る山の写真というのは、いつもの自分の写真と少し違って、それはそれで面白かった。
しかし、レンジファインダーは接写は苦手だし、朝晩の手持ち撮影もフィルムではキツイ。
ましてや、雨でも降ったら、フィルム交換さえ厳しい状況になることもある。

そんなわけで、Kissにしてみたのだ。
撮ってみて驚くが、実に高画質である。APS-Cをなめたらアカン。これで十分だと思えるレベル。
もちろん、ISO800や1600以上になってくると、5D2と比べたらそりゃあもうレベルは下がるけど、
それでもなかなか頑張っている。暗くても、手持ちでいろんなものが撮れた。
風景の描写だって、コンデジにはマネのできない緻密な表現ができる。
超広角のレンズも使える。この10-22っていうレンズは、軽いのに実によくできている。

おかげさまで、この軽くて小さい相棒をすっかり気に入ってしまった。
持っていても、とにかく軽くて苦にならないのである。これは重要だ。
型落ちモデルだからバリアングル液晶もまだついていないのだが、反対にそれが気に入って買った。
軽さのためには余計なものは無いほうがイイ。
山にはピッタリのカメラである。ただし、実は雨に弱いんじゃないかって、内心ドキドキしてる。
それでも、値段が安いんだから、酷使してさしあげるのが礼儀というもんだろう。
そういう潔く使えるところもまた、このカメラが気に入っているポイントなのである。

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コメント

いい写真ですねー。
広角レンズ+PLの組み合わせ、いいですね。
たまにはやってみよっ。

投稿: masaki | 2012.09.30 20:54

全く同じ装備で白馬岳に挑戦しました(笑)
ツレは何をとち狂ったのかハッセルと30Dと重量級三脚を持って登り、途中で重さに耐え切れず足首をやられました。
「中判でもイケる言うたん誰やねんー!」「知るかボケー!オドレもイケる言うたやんけー!」
ひたすら罵り合って登り、死ぬ思いを徹夜で星の写真取って下山しました。
もう二度と出来ないでしょうし、したくありません。重いのは山では無理です。

妹が購入したこのカメラ、あまりにもの軽さにお兄ちゃんはビビリながら借り受けています。
標準の18-55IS付きだと笑えるくらい軽いですよ。でも写りはビックリするくらい綺麗です。

山登りはとにかく軽さと機動性につきると思います。重さで体力無くなると写真撮る気も消えますし。
軽い相棒を手に入れられた事で、masaさんの山岳写真をこれまで以上に見れる事を期待しております。

投稿: ogoto | 2012.10.01 00:58

OGOTOさま
お元気そうで何よりであります。
18-55は良いレンズですが、
どうしてもやる気にさせてくれないヤツなのでドナドナしました。
PLつけてると回転しちゃうってのも困りモンなので。

しかし仰るとおり、山では軽さが命です。本当に命です。
このカメラを知ってから、普段使いもすっかりこっちになってしまいました。

投稿: masa | 2012.10.13 02:38

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