那智様よ永遠なれ
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CONTAX T2 Sonnar T* 38mmF2.8 RVP100 (Velvia100) 近所
なんだかあまり話題にもなっていないのでなんだか寂しいのだが、
あの親愛なる野沢那智さまが亡くなってしまったのだ。
なんたることだ。
みんなまだ事の重大さがわかっていないようだけれど、
考えてもみてほしい。
もし仮にダイハード5ができたとしても、もう那智バージョンでは見ることができないのである。
そのことをみんなわかっているのか?
那智さまの凄さは、映画の冒頭の吹き替え第一声を聞いた瞬間に、
「ムフッ」
と笑わせられてしまうところだと思う。
「出オチ」と言ったら失礼だろか?でもやっぱり出オチなんだよね。
那智さまは、誰の吹き替えをやっても、独特の味があり過ぎて、思わず笑いがこぼれてしまう。
だってそうなんだ。でもバカにしてるわけじゃない。あの声が、あの口調が大好きなんだ。
だから出てきた瞬間に、嬉しさと楽しさで、思わず笑ってしまうのだ。
山田康雄の「泣けるぜぇ」みたいなキメゼリフはなかったけれど、
うめきや叫び声一つとっても、完全にオリジナルだった。
オレの持っているDVDには、「英語版」「日本語版」そして「野沢那智版」の3つがあった。
それはもう、単なる吹き替え版の枠を超越した、特殊な付加価値を持った存在だった。
あの那智さまの絶叫は、新たなバージョンではもう聞けないのだ。
さようなら、さようなら、愛しの那智さま。
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