僕のコダクローム
CONTAX Aria Carl Zeiss PlanarT*50mm F1.4 F1.4 AE Kodachrome64
こういう風景を、敢えて開放で撮ってみる。なんともふんわりした不思議な感じになる。
このレンズ、開放の時は ややアンダーに撮れる。それがオレにはちょうど良い感じ。
そこから少しでも補正をかけると、たちまち普通の明るさに戻る。
だから、開放以外の時は、少しアンダー目の補正をかける。ようやく少しだけつかんだ傾向と対策。
そして最近、ちょっとフジ以外のフィルムに浮気心が芽生え中。
遂に手を出したコダクローム。
こんなフィルムが普通に売っていることすら知らなかったオレも、まだまだ冒険が足りない。
サイモンとガーファンクルの歌のタイトルにもなってる、あまりに有名なコダクロームさま。
ふーん、なかなか独特の色合い。ちょっと淡いような、セピアっぽいような、うーん うまく言えん。
フィルム自体はプロビアあたりに比べて断然安いのだが、しかし現像が高い!36枚で千円突破。
そしてなにより、上がりまでに時間がかかる(1週間近く必要)。
これはコダクロームの現像に特殊な乳剤を使うかららしい。独特の色合いには秘密があるのだ。
しかし、そんなこと気にしてたらこのフィルムは使えない。
のんびり、あせらず、じっくり撮って、じっくり上がりを待つ。
デジタルの時代に完全に逆行しているこのスロー感、お願いです、こういう楽しみをなくさないでね!
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コメント
私もコダクロームは好きで、陸上の方の写真は、コダクロームばかり使ってました。
今では、コダクロームの現像ができる国は限られてるそうです。
米国と日本と、あと数カ国くらいだそうです。
アフリカで動物を撮影してる友人は、コダクロームの現像ができないって嘆いていました。
日本で現像できなくなったら、米国にフィルム送らなければならないかもですね・・
投稿: ジロー | 2005.12.06 10:51
コダクローム。
そのほかのフィルムとは、全然違うんですよね。確かフィルムが色を出しているので褪色に強い…んですよね。
渋く力強い色彩。
ほんとに独特な世界です。
投稿: pogetaro | 2005.12.06 21:18
ジローさん
書き込みありがとうございます^^;
ここにもコダクローム好きがいましたね~(ムフフ)
日本とアメリカと、その他数カ国・・・そうなんですか、知りませんでした。
そういう意味で、日本は貴重なコダクローム使用可能地域なわけですね。
どうかこういう楽しみを、なくさないでいてほしいものですね。
POGEさま
さすがはPOGEさま、詳しいんですね~^^;
私も使ってみてびっくりしました。こういう色があったんだな~と。
まだまだテストの回数が少ないので、本来の色には まだお目にかかっていないの
かもしれませんが、のんびりとテストしていこうと思ってます^^;
投稿: masa | 2005.12.08 00:34
初めまして。コダクロームを現像できるのは(公式には)、スイスと、アメリカと東京の堀内カラーだけのようです。ヨドバシカメラなんかで普通に売ってたので、嬉々として大量購入してロンドンに転勤してきましたが、どこでも現像してくれません。郵送で東京?それともスイス?プロラボに白黒37枚を頼むだけで17ポンド(3400円)、カラー2400円のこの国では、デジカメの元があっという間に取れてしまうほどの現像代です。フォトショップなんかでは出せませんよね、この色は…。
投稿: mkt | 2005.12.13 08:11
MKTさん
はじめまして。遊びに来ていただきありがとうございます^^
そうなんですか、スイス、アメリカ、そして堀内カラーだけなんですか、知りませんでした。
日本って、なんて便利で贅沢な国なんでしょうね。
ロンドンで現像できないってのは、それは残念でしたねぇ。
あのコダクロームのパッケージを見ると、
うっ、ムラムラムラ~ときてしまいますよね^^
せっかく大量購入したのに、それは残念。
でもまぁ、お金さえかければ現像の方法が無いわけではなさそうですね(でも大変そう^^;)。
そうそう、この色合いは独特ですね。
フィルムの楽しさは、レタッチでは味わえませんね。
これからもどうぞよろしくおねがいします^^
投稿: masa | 2005.12.14 01:41
米国のB&H社のホームページを見るとコダクローム64を購入することは今でもできると書いてありました。喜んで堀内カラーに電話したところ、現像も米国のラボに発注して可能だそうです。しかし、現像に約3週間かかり35ミリフィルム1本
で3500円かかるそうです。おそらくそのうちにそれも姿を消すのではないかと言う不吉な予感がします。これではコダクロームを使うなと言われているようなものです。
世の中はデジカメ全盛です。しかしデジカメの華やかだが厚みのないプリントを見るにつけ、自然に忠実で、正確にして、華があり、かつ重厚な質感に富むコダクロームが懐かしくなります。コダクロームは人類が幸福だった時代の文化を体現していると言って良いほどの人類の誇るべきアチーブメントであったと思います。コダクロームの質感ベルビアを遙かに上回っています。ベルビアは不自然不正確なのです。しかしベルビアもコダックのエクタクロームよりは重厚感で優れているようです。いずれエクタクロームはベルビアに駆逐されるでしょう。
ベルビアより良いカラーリバーサルはコダクローム以外にありません。コダックのエース、カラーリバーサルの王者はあくまでコダクロームなのです。
薄っぺらいデジカメ全盛の今だからこそ、その対極にあるコダクロームが世の中から要求されるのではないかと思います。コダックには人類の映像文化を守って戴きたいものです。
投稿: | 2008.05.21 13:18
コメントありがとうございます。
残念ながらお名前がなかったのですが、同じ考え方をお持ちの方がいらっしゃると、とても嬉しくなりました。
そういう自分自身も、スキャンの時間がとれなくて、
最近はデジタルの画像が多くなっておりますが、
相変わらずフィルムに絶大なる魅力を感じていますし、
今でもフィルム写真を撮り続けています。
デジタルでは絶対に撮れない映像が、確実にフィルムには
存在しています。デジタルしか撮ったことのない人に
そのことを説明するのが、最近ではとても難しいことに
なってしまいましたね。
このスバラシイ楽しみを、どうか奪わないで欲しいものですよね^^
投稿: masa | 2008.05.27 01:09